TOP > インナービューティー

OLIVIAのエロティシズム講座
「“指先”での触れ合い」が
愛情を深くする

前回までのコラムで、官能性を養うための「心」と「体」の在り方についてお伝えしてきました。今回のテーマは、「技」です。セックスにおける「技」というと、「相手を悦ばせるテクニック」などと安直に思いがち。一時は、肉体的な快感を与えることができるかもしれません。しかし、テクニックのバリエーションを増やしたところで、心から感動させることはできないのです。「指先に宿る想い」を儚くも美しく描いた映画があります。3人の巨匠監督がそれぞれのエロスを映像化したオムニバス映画『愛の神、エロス』(2004年)その中のひとつ、ウォン・カウァイ監督『エロスの純愛~若き仕立屋の恋』を紹介します。原題は『TheHand』。仕立屋見習いのチャン(チャン・チェン)が高級娼婦ホア(コン・リー)のチャイナドレスを仕立てながら恋心を抱くも、その愛の重さ故に、純愛を貫く物語です。原題が意味するように、「“指先”での触れ合い」がふたりの関係性が変化していく過程で鍵になっています。特に印象的なのは、序盤に登場する僅かに震えるチャンの太ももの隙間に、まるで白蛇のようなホアの指先が滑り込んでくる場面。花盛りのホアは、「よい仕立屋になるためには、たくさんの女に触れること」「この感触を忘れないで」と言い放ちます。その指先に宿る女としての自信。そして、チャイナドレスをホアに見立てて愛でるチャンの切ない“指先”、病におかされたホアの「手じゃ嫌?」に至るまで、ホアとチャンの“指先”には、終始、心が宿り、安易に触れることが出来ないほどの想いが伝わってきます。ぜひ、一度は観て欲しい物語です。
私は、タッチのクオリティだけでなく、「愛する人に触れる瞬間にどれだけ心を込められるか?」ということを大切にしています。相手の身体に「愛情と敬意を持って祈るように触れる」こと。これが、「技」に命を吹き込むのです。これまでの3回の連載で大人の女性のセックスを「心」「体」「技」の3つの側面から見つめてみました。女性が自分自身のエロティシズムに向き合い、「自分自身がどう触れられたいのか?」を明らかにし、次に、「彼はどう触れられたいのか?」と思いを巡らす。その両方を探究することで、あなたのセックスはもっと豊かになるはずです。性の充実は、人生の充実。今一度、あなたのセックスを見直してみませんか?
 
 

写真:Everett Collection/アフロ
 
 

写真:Album/アフロ
文/OLIVIA(オリビア)
 
 
ラブライフアドバイザー
OLIVIA

2007年から性生活にまつわる総合アドバイザーとして活動を開始。 13年間のセラピスト経験と9年間のラブライフ・カウンセラーとしての活動から、リラクゼーションマッサージとセンシュアルマッサージを組み合わせ、パートナーシップを育む「LOVEもみ」を考案。近著に『最高に気持ちがいい!感じるセックス、飽きないセックス』(実業之日本社)、『人に言えない、セックス相談室』(KADOKAWA)ほか。
 
(MALENA 2016年6月号 P16より)
 
 



“モテ” ランキング


スペシャル


フェイスブック


Web Magazines - Brangista
Google Play StoreApple Store

バックナンバー


  • 24

  • 23

  • 22

  • 21

  • 20

  • 19

  • 18

  • 17

  • 16

  • 15

  • 14

  • 13

  • 12

  • 11

  • 10

  • 9

  • 8

  • 7

  • 6

  • 5

  • 4

  • 3

  • 2

  • 1

MALENAとは?
「もっとキレイになって、大切な男性にもっと愛されたい!」大人の女性の本音に応えるトータルビューティーマガジンが「MALENA」です。メイクアップ、スキンケア、インナービューティー、すべての面から最新の情報を毎月お届けします。
Web Magazines - Brangista
Google Play StoreApple Store